カード会社による表現の自由への介入について

Fictitious Prisonでございます。

今回のコラムは、カード会社による表現の自由への介入についてです。

言いたいことがわかりやすく記事になっているものがあるので、まずはそちらを読んでいただいたほうが早いかもしれません。

●クレジットカード会社による経済的検閲を容認・歓迎してはならない
https://p2ptk.org/freedom-of-speech/3284
https://bit.ly/3rozvYT

力を持ち過ぎた国際ブランドが、勝手な基準で色々やってるということなのですが、
要するに、カード会社が好ましくないと思ったものは、そのサービスがたとえその国で合法だったとしても、決済サービスを使わせないということが横行しています。

当サイトに照らして言えば、カード会社にとって具体的に何が好ましくないのかというと、
何やらアダルトチックで暴力的なように映るからということになりそうで、
その根底には、性的搾取反対や暴力根絶など、言葉にしてみると何かもっともらしく聞こえる理由があるのでしょう。

であれば、

適用の平等性

ビジネス上のメリットに基づいてではなく、あくまで理念や倫理観を持ち出して取引対象を制限するのであれば、売上の大小によって扱いに違いが出る余地はないものの、

・大手アダルトサイトでカード決済ができる
・暴力的な映画のチケット購入やそうしたコンテンツ満載のネット動画配信サービスなどでカード決済ができる

という現状をどのように理解すればいいのかという点と

実質的な表現の自由への介入

カード決済を介さない販売手段が存在するので、表現の自由や経済活動の自由が完全に侵害されている状態ではないものの、
ネットがインフラ化した現代でモノを売るのにカード決済が使えないというのは、実質的な死刑宣告に等しいというのが現状であり、
国民の代表者が定めた法律ではなく、私企業が勝手に作った基準を気まぐれに適用して国民の活動を制限すべきではない

という点につき、今一度問い直さなけばならないと感じます。

私個人は、女性・男性の性的搾取防止や暴力根絶に賛成です。逆に反対する人などいないでしょう。
ただ、写真集や映像などの創作物に関しては、出演する人の同意が無ければ成立しないものです。
足枷を嵌められたモデルや女警官にシバかれまくっている劉さんは、あくまで自発的に作品に出ています。

このような作品を不快と感じる人もいるでしょう。
私個人も、アダルト・暴力的にかかわらず、それ以外のジャンルでも不快に感じた創作物は数多くありますし、皆さんもそうでしょう。

しかし、それらは全てこの世に存在すべきではないとまでは、おこがましくて言えません。
各人がそれぞれ取捨選択すればいいことでしょう。

また、これらの表現を社会から抹殺することで、性的搾取や暴力が解消されると考えるのはあまりに短絡的でしょう。
小説・漫画・デジタル作品といった創作物が出現するよりもだいぶ前から、問題は既に社会に存在していました。

それとも、アダルトコンテンツや暴力的コンテンツの存在が、そうした問題を増大させていると言えるのでしょうか?
そうしたコンテンツに寛容な国と厳格な規制がある国の犯罪率データを比較調査した結果、相関性はないというデータもあります。

前段でカード会社が作った「勝手な基準」と言いましたが、カード会社にも経済活動の自由があり、誰を取引相手にするのかを自由に決めらそうです。

しかし、電気、ガス、公共交通などのインフラを扱う私企業については、その自由を制限されています。
それと同様に、カード決済がインフラ化した現代においては、銃・禁止薬物など法律で取引が禁止されているモノ以外、特に創作物の販売については、カード会社による裁量を認めるべきではないというのが妥当だと考えます。

貴方の着ている服はうちの会社が考える適切な服装の基準と合わないから、うちが運行している電車やバスには乗らせないと言われているのと一緒です。
目的地に行くこと(=商品を売ること)までは規制しないから、歩くなり何なりして(=対面なり銀行振込で)行って(=売って)くださいと。

これは実質的な検閲です。

正直、私も今回の問題に直面するまでは、さほど表現の自由について考えを巡らせる機会がありませんでしたが、
中国から帰ってきて、まさか日本でこんなことになっているとは想像できていませんでした。
こうした問題について知っておきたい方は、是非下のリンクも訪れてみて下さい。

「成人誌販売はクレカ決済NG」 突然の通達で利用者困惑、与党議員も問題視 (Jcastニュース)

【第436回】クレカ会社から成人向け出版社へ警告? (山田太郎参議院議員のYouTubeチャンネル)
※35:45~ クレジットカード決済に関する詳しい説明があります

最後に当サイトの作品についてですが、たまにYouTube上で「これはリアルですか?」というコメントをいただきますが、フィクションです。
また、サイト立ち上げにあたり弁護士と相談をしており、風営法第2条第8項の届出までは不要というご意見を頂いています。

とはいえ、今回決済会社を探す過程で、ある会社の営業の人に「届出取っておいた方が審査に通りやすいですよ」というアドバイスをいただいたので、念のために映像送信型性風俗特殊営業届出確認書を取得しました。
現時点ではそうしたコンテンツを販売するつもりはありませんが、機会があればアダルトコンテンツでも販売してやろうかななんて考えています。

今後ともよろしくお願い致します。

Sorry, no English translation for this article.